「誰か夢だと言ってくれ」は、マンガアプリ「マンガMee」で配信されています。
それだけではありません。
- このマンガがすごい2023オンナ編44位
- BLアワード2023、次に来る部門3位
に選ばれた人気作品です。
連載2周年&BLアワード2023、次に来る部門3位ありがとうございます！！！😭🎉🎂もう2年も続けさせていただき、現在6巻目にして次に来るとは…！？という感じですが、ここまで来られたのもいつも応援してくださる皆様、担当さんや関わってくださる全ての方々のおかげです！🙇♀️#誰か夢だと言ってくれ pic.twitter.com/sTNpz8CLHm
— みっしぇる/城綾音 (@ShiroAyane) March 31, 2023
この記事では、「誰か夢だと言ってくれ」がどんなお話かを、ネタバレしつつ紹介していきます。
「誰か夢だと言ってくれ」はどういう話？
冒頭でも述べましたが、「誰か夢だと言ってくれ」はBL作品です。
3組のBLカップルが登場します。
しかし、絵がかわいらしいことに加えて、登場人物（ほぼ全員男子）の心の動きがきめ細やかに描かれているので、とてもキュンキュンするストーリーです。
正直言って、ドはまりしました。ぜひ皆さんにも読んでほしいです。
1組目：星川小夜（ほしかわさよ）＆真柴樹（ましばいつき）
星川小夜は背が低いことをコンプレックスに感じている男子高校生（ちなみに159㎝）
好きな女の子に告白するも、「背が高い人じゃないと無理」と言われてフラれてしまう。
しかもその子は、身長190㎝のイケメン・真柴樹に告白していた。しかし真柴は彼女を秒で振ってしまう。
それ以降真柴を敵視する小夜だが、クラス替えで同じクラスになってしまった。
小夜が真柴を敵視する一方で、真柴は小夜に好印象を持っていた。無表情ではあるが
お前はそのままでいいんじゃないか 可愛くて
と小夜本人に伝えたのだ。それでも小夜は腹を立てる。「あれは絶対チビをバカにしてる」
どうにかして真柴に勝ちたい小夜だが、何をやっても真柴にはかなわない。
悔しがる小夜は、不思議な夢を見るようになる。なんと夢の中で、真柴が自分の頭や顔をなでているではないか。しかも抱きしめられている。おまけにその夢は妙にリアルだった。そんな夢を見続けてるうちに、小夜は少しずつ真柴を意識し始める。
そして少しずつ2人の距離は近づいていき、ついには…。
BLマンガを読むのは初めてでしたが、小夜がかわいいのと（チビをバカにした意味ではない）、クールな真柴が小夜にだけ見せる素顔のギャップにやられました。
２組目：真柴晴人（ましばはると）＆朝比奈雨竜（あさひなうりゅう）
2組目は、真柴樹の兄・真柴晴人＆いつさよの先輩・朝比奈雨竜のお話。
真柴晴人は大学生で1人暮らし。昔から夜熟睡できたためしがない。
そして夢見もあまりよくない。
そんな晴人が、弟・樹の高校の文化祭に出かけた。弟と、その恋人・星川小夜に会うために。
その日の夜、晴人はゲーセンでどこかで見た顔に出くわす。
彼は文化祭のときに見かけた男子高校生で、「朝比奈」と呼ばれていた。
朝比奈くんは同級生にカツアゲされており、晴人はその危機を救った。
後日晴人は朝比奈くんに再会。彼のフルネームが朝比奈雨竜だと知る。
「うりゅくん」「はるくん」と呼び合うようになった2人。
うりゅくんが欲しがっていたクマのぬいぐるみをプレゼントしたり、晴人の大学に見学にやってきたうりゅくんといっしょにお昼ご飯を食べたり。
それと時を同じくして、晴人は不思議な夢を見るようになった。うりゅくんが夢の中で……
ごめんなさい。ちょっと言葉にできないので、ここは想像にお任せします。うりゅくんが、うりゅくんが…
夢と現実がごちゃ混ぜになり、うりゅくんを変に意識し始める晴人。
ある夜の街。バイトの休憩中だった晴人は衝撃的な光景を目にする。うりゅくんが男性と肩を寄せて歩いていたのだ。あきらかに親子ではない距離感。実はうりゅくん、誰にも内緒で何人もの男と関係を持っていたのだ。
それを知り、うりゅくんを厳しくしかる晴人。少しずつ2人の距離は縮まりつつあった矢先、うりゅくんが何者かに連れ去れてしまう。夢を通じてうりゅくんの危機を察知した晴人は、間一髪で助け出す。
それがきっかけで2人は恋人同士に。クリスマスやうりゅくんの受験などで紆余曲折あったものの、ハッピーエンドを迎えたのだった。
ちゃらいと思っていた晴人が、うりゅくんに翻弄され続けながらも受け止め、支えていったところに男気を感じました。
うりゅくん、よかったねと言いたいです。
3組目：古嵐夢路（こあらしゆめじ）＆真柴現寿（ましばありひさ）
とある高校の新学期。やたら体と声がでかい男子生徒がクラス委員長になった。
かれの名前は真柴現寿。
現寿のあいさつを無視して居眠りしているのは、古嵐夢路。寝ぼけていた彼は、現寿のことを「アリスちゃん」と呼んでしまった。それからすっかり、アリスというあだなが定着した現寿。
実をいうと、古嵐夢路は大企業「コアラ社」の1人息子だった。クラスメートからはうらやましがられてたが、夢も希望もなく過ごしていた。
そんな夢路に対して、アリスはそれはもうポジティブに接してくる。それはもう、過剰なくらいにかまってくるのだ。
ある日アリスは1枚の紙を見つける。それは夢路が書いたもの。夢路は父の命令で、毎週新商品の企画書を出していたのだ。父親にはダメ出しされ続けていたが、アリスは面白いと好意的。
そこから少しずつ仲良くなるアリスと夢路。そして、夢路はアリスの夢を見るようになる。ある日2人は、よく見る夢のことを話していた。アリスは悪夢を見ることが多く、夢が嫌いらしい。
アリスにいい夢を見てほしい。そんな思いで夢路が作った企画書。それがついに父親からのOKをもらえた。
アリスに早く伝えよう、そう思った矢先、アリスは悪夢を見るのだった。
まさかこんな結末になるなんて。胸が苦しくてたまりません。アリスも夢路も素敵な2人なのに。
「誰か夢だと言ってくれ」真柴兄弟とありす（真柴現寿）の関係は？
「誰か夢だと言ってくれ」には、真柴姓の男性が3人出てきます。
真柴樹・兄の晴人・アリスこと真柴現寿。
ネタバレになりますが、アリスは真柴きょうだいの父親なんです。
2人の息子の父親になったアリスは、夢に関する研究のため、外国で研究をしています。
今も夢に関する謎は明かされていませんが、真柴家の3人は、夢を通じてかけがえのない人と出会ったのですね。
しかしアリスは、小夜と樹にとって大きな壁となる様子。
物語はまだまだ続いていきます。
すっかりだいすきになった作品、「誰か夢だと言ってくれ」
登場人物がみんな幸せな夢を見られる、そんなハッピーエンドになればと思っています。
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