ママ、やめます~余命一年の決断~は、おとといSNSで偶然見かけた漫画です。
何となく気になって読み始めたところ、一気に引き込まれたのでここでもシェアします。
「ママ、やめます 余命一年の決断」とは?
ママ、やめます~余命一年の決断~は、タイトル通り余命一年と宣告された母親が、「ママ」を卒業し、残りの時間を自分らしく生きていきたいと動き出すストーリーです。
電子配信雑誌「恋するソワレ+」で連載中です。
登場人物
大塚恭子(おおつかきょうこ)
42歳の主婦。
夫と娘との3人暮らし。
14年間、身を粉にして「ママ」として頑張ってきた。
しかし、余命一年と宣告されたのを機にママ卒業を宣言する。
結婚前は、アパレルメーカーでパタンナーをしていた。
大塚保(おおつかたもつ)
恭子の夫。
無口で口下手。
普段はあまり恭子の話を聴いていない節がある。
恭子の余命宣告を聴き、動揺する
大塚ことみ(おおつかことみ)
恭子の1人娘。
反抗期真っただ中の中学生で、両親に反抗することも多い。
母の余命宣告に動揺する。
朋絵(ともえ)
恭子の専門学校時代の友人。
現在は自身のファッションブランドを立ち上げて活躍中。
「ママ、やめます 余命一年の決断」ネタバレ
1話
大塚恭子はある日、夫と娘に自分が余命一年であることを告げ、ママ卒業宣言をする。
その日の朝のこと。
そこにはいつも通りの日常があった。
反抗的な娘、無口な夫。
恭子が「今日病院に行って、健康診断の再検査の結果を聞いてくる」と
話すが、2人とも何の反応も示さない。
本当は、家族同伴で受診と言われていたが仕方なく恭子1人で結果を聞いた。
そこで恭子は余命一年と宣告される。
混乱と不安の中、家に帰ろうとしている恭子に声をかけたのが、美容師のはるかだった。
はるかの美容室で恭子は1年ぶりに髪を切った。
ショートカットになった恭子は、気分も軽くなる。
そして、1人で買い物をしてカフェに行き、家に戻った。
そこで恭子の口から出たのが、ママ卒業宣言だったのだ。
2話
余命一年と宣告された翌日、恭子は友人の朋絵とカフェで待ち合わせをしていた。
恭子と朋絵は専門学校時代の親友。
朋絵が自分のブランドを立ち上げようとした際、
恭子も誘われていたのだが、その後すぐに恭子は妊娠してしまい、そこから付き合いは途絶えてしまった。
15年ぶりの再会。
そこで恭子は朋絵に自分の余命を打ち明ける。
「今のうちに、自分らしく生きる」と決めた恭子を朋絵は応援する。
そして朋絵は恭子に、昔みたいに洋服づくりをしてみてはと提案した。
その言葉で恭子は新たな目標ができたのだった。
帰宅後恭子は、娘のことみに自分で書いたデザイン画を見せる。
ことみがアドバイスをすることで
デザインはグッとよくなった。それがきっかけで話が盛り上がる恭子とことみ。
そんな中、夫の保は恭子の余命宣告を受け悩んでいた。
そこで2人からのメールが届く。
楽しそうに夕ご飯を食べている2人の写真を見て、勝手だなと思う保だった。
3話
余命宣告を受けたはずなのに、明るい様子の恭子。
それが腑に落ちない保は、一言言わないと気が済まない気分になっていた。
しかし、恭子とことみの楽し気な雰囲気を見て何も言えなくなってしまった。
ことみが友人からの電話に出ている間、2人でことみが考えた服のデザインを見る。
子どもの成長に目を細める恭子と保。
こんな時間をとれるのも久しぶりだと恭子は喜ぶ。
そこで保は恭子にこう言った。
今はちょっとゆっくりしてさっさと病気なおしてさ
余命なんて言っても治療すればきっと大丈夫だよ
それで今まで通りの生活に戻ろう
ママ卒業とか言ってないでさ
保の言葉に恭子は反論する。
私は今までの私は大嫌い。
ママではなく恭子でいられる今の私が好きなのだと。
元に戻れというなら、治療せず運命に身を任せると言い放った恭子。
保は「それは現実逃避だ」と非難する。
自分は真面目に悩んでいるんだからふざけてばかりいるなと恭子に怒りをぶつけた。
しかし恭子は冷静だった。
病名すら聞かれていないのに、何をどう悩んでいるかなんて分からない。
恭子がいなくなって怖いのなら、むしろ嬉しいくらいだと答える。
そこでことみが戻ってきて、保はその場を離れた。
2人で書いたデザイン画。
ことみは、母が昔服を作っていたことを初めて知る。
そして今度、恭子がことみの服を作ることになった。
休日の朝、現実を受け入れられない保がいた。
しかし保は思い出す。自分がいつも恭子の話を聴いていなかったことを。
急いでキッチンに向かった保。
しかしちょっとした行き違いで、ことみとケンカしてしまう。
恭子に諭された保は、今まで自分は何もしていなかった、恭子が何とかしてくれるのを
待つばかりだったと気づく。
しかし今まで通り待っていたら、恭子はいなくなってしまうのだ。
運命に身を任すなんて言わないでくれと、保は恭子に告げ、ことみと仲直りするため動き出した。
その姿を喜ぶ恭子だが、突然体に激痛が走った。
4話
けんかをしてしまった、保とことみ。まだ仲直りは出来ていない。そのことを恭子は朋絵に電話で報告する。
仲直りをしていない2人でのことを明るく、他人事のように報告する恭子に対して朋絵は、今後のことを考えたら2人に任せるだけではいかないのではと告げる。
朋絵の言葉を考える恭子に保からメールが届いた。
明日の病院受診に付き添ってくれるとのこと。
そして翌日、2人は揃って医師からの説明を聞いた。
日曜日。恭子が作った洋服を着てはしゃぐことみ。
その服を着て友達と出かけることみに、保は駅まで送ると申し出る。
拒否することみだが、保は食い下がる。
結局3人で出発するが、恭子は先に降りてしまい、ことみは保と2人きりになってしまった。
気まずい2人。恭子のこれからのことをことみと話そうとする保だが、ことみは話をさえぎり友達のところに行ってしまった。
父と話をしたくないというのが、ことみの本音だった。
喫茶店で友達と楽しく話していることみだったが、母恭子の余命宣言を思い出し激しく動揺する。
もし私が結婚する時にママはいないの?そう思った途端、ことみは店を飛び出してしまう。
デート中の恭子と保に「ことみがいなくなった」と連絡が入る。
さいわいすぐに見つかったが、ことみは恭子に「余命一年なんて嘘だよね」と問い詰める。
保が説明しようとするが、「そんなのイヤだ、死なないでよママ」と泣き崩れる。
そして初めて、恭子も涙を流した。
私も一緒にいたい。
気が付くと、3人で泣いていた。
「ママ、やめます 余命一年の決断」のレビュー
「ママ、やめます 余命一年の決断」は話題の作品のようで、さまざまなレビューが紹介されています。
一部紹介します。
考えさせられる、ありそうでなかった作品
えみり(女性) (投稿数1件) 投稿日:2022年1月8日
広告で見て気になってました。広告だけだと「なんて無責任で勝手な言い方!」と思っていましたがとんでもない。 ママであることに一生懸命で、頑張りすぎていて周りが見えていなかったんですね。ママを辞めて、ありのままの自分になる主人公の姿がとても輝いて見えます。 私は独身で子なしなので分からないけど、周りのママは本当に毎日子育てに夫のご飯に、、大変そう。 全部自分でしようとせず、料理代行サービスや、掃除代行を使って、自分のことに時間を使えるママが増えると良いなぁ。現代のママはやることが多すぎるんよ。コミックシーモアのレビュー
ネタバレ購入済み(匿名) 2021年12月01日
広告で気になり購入。
ママやめます、、。漫画を読んでいて自分の母にも最近似たようなことがあり終活をしていました。結局手術をして解決しましたが、ママは大好きですが、いつか自分のママにもと思ったり、ママに依存しすぎるのはそれだけ向こうの負担にもなるなと読み始めて思いましたブックライブでのレビュー
2021/12/03おやすみマン
受け入れた本人と受け入れられない家族 一緒に未来を見据えられなくて切ないなーLINEマンガでのレビュー
個人的な感想ですが、もし私が恭子だったら、こんな風に受け入れられるだろうかと思いました。
もっと動揺するだろうし、夫にも泣きつくと思います。
子どもがいないのでその点は分かりませんが、余命一年と宣告された中で娘のために何かをする
(恭子の場合は服を作りました)ことができるだろうかと考え込んでしまいました。
残された時間、3人はどのように過ごすのでしょうか?
しっかり見守っていきたいと思います。
「ママやめます余命一年の決断」は、kindleで読めます
「ママ、やめます 余命一年の決断」は、めちゃコミック、コミックシーモア、ピッコマなどの漫画アプリでも読めますが、kindleでも読めます。
第1巻は、kindle Unlimited(読み放題)対象になっているので無料で読めますよ。
「ママ、やめます 余命一年の決断」5巻は1月13日発売
「ママ、やめます 余命一年の決断」は現在単行本が4巻まで出ています。
そして、最新第5巻が1月13日に発売です。
気になる方は、ぜひ手にとってみてください。
家族の絆に関するお話が好きな方にはおススメのストーリーです。
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