「きみは面倒な婚約者」は、2017年から白泉社の電子書籍Love Jossieで配信されていた、オフィスラブコメディです。
SNSの広告でよく見かけていたので、今回も試し読みしてみたのですが、意外な展開が多く
すっかりハマってしまいました。
特に主要3人の登場人物が魅力的でした。
今回はあらすじの他に、登場人物の魅力も紹介します。
「君は面倒な婚約者」登場人物紹介
加治屋紫乃（かじやしの）
加治屋フーズの広報部に勤めるＯＬであり、社長の娘でもある。
電子漫画が好きで、王道のオフィスラブ漫画にはまっている。
婚約者がいるものの、彼との関係に悩む。
橘はじめ（たちばなはじめ）
加治屋紫乃の婚約者。
加治屋フーズの営業部ホープ。
イケメンで、かなりのハイスペック男性。
婚約者ではあるけれど、どこか紫乃には他人行儀？
花澤優衣（はなざわゆい）
加治屋フーズ営業部の新人。
橘が指導係を務めることになる。
紫乃が愛読しているラブストーリーのヒロインによく似ている。
橘と親しげに話す場面も多く、紫乃を不安にさせる存在。
「君は面倒な婚約者」あらすじ
「きみは面倒な婚約者」には、2人のヒロインが出てきます。
加治屋紫乃と花澤優衣。
紫乃は橘はじめの婚約者。
優衣は橘はじめの後輩。
橘に思いを寄せる2人。それぞれの視点で見たあらすじを紹介します。
加治屋紫乃視点でのあらすじ
社長の娘の加治屋紫乃は、広報部に勤務して4年目の社員でもある。
社員にして社長の娘の紫乃は、会社でどう振る舞えばよいのか今も分からずにいる。
そんな紫乃の癒しは、営業部のエース橘はじめの存在。
実は2人は婚約している。
しかし、2人の婚約は政略結婚だと紫乃は思っていた。
職場帰りのデートも、優しいキスも橘の努力のたまものだと認識している紫乃。
紫乃の趣味は、電子コミックで漫画を読むこと。
平凡だけど健気なヒロイン、そしてイケメンスーパーエリートが恋に落ちる話。
このエリートが橘とうり二つなので、紫乃はこの漫画にはまっている。
そんな中、紫乃が所用で営業部を訪れると、橘の隣で彼と親しく話す女性がいた。
彼女は新入社員の花澤優衣。
橘が彼女の指導係になったのだ。
しかも優衣は、紫乃がはまっている漫画のヒロインに瓜二つ。
モヤモヤした紫乃は、夜いつも通り漫画を読んであることに気づいた。
「もしかして私はヒロインじゃなくて当て馬？？？」
優衣の存在にモヤモヤし続ける紫乃は、ある日思わず「橘さんは私のこと抱かないじゃないですか」と言ってしまう。
その言葉を受けた橘は紫乃と体を重ねる。
次の日の朝、橘の部屋から出た紫乃は、何と優衣と鉢合わせしてしまう。
実は2人は部屋が隣同士だったのだ。
橘は、走って逃げる優衣を追いかけ、紫乃は1人その場に取り残された。
花澤優衣視点のあらすじ
花澤優衣は21歳。
漫画のような恋愛に憧れている女の子。
加治屋フーズに入社して配属されたのは、予想外の営業部。
気が重いまま、営業部にやってきたところ目の前に現れたのは指導係の橘はじめ。
優衣は彼に一目ぼれしてしまった。
漫画通りにこの恋を育てていこうと思っていた優衣だったが、その一時間後に失恋してしまう。
広報部にいる加治屋紫乃が、営業部にやってきた。
橘は事もなげに、自分は紫乃と婚約していると優衣に告げる。
しかしそこで諦めないのが優衣だった。
2人の婚約を決めたのは紫乃の父である社長だと知ると、「可能性は充分にある」と思ってしまう。
政略結婚なら脅威じゃない、それなら私はけなげなヒロインになりきろうと決めたのだ。
しかも、優衣が住んでいる部屋の隣人が橘だったという絶好のチャンス。
これでハッピーエンドが見えたと思ったら、ある朝紫乃と橘が一緒にいるところに
鉢合わせしてしまう。
思わずその場から走って逃げた優衣だが、何と橘は優衣を追いかけてきて…。
「君は面倒な婚約者」登場人物の魅力
橘は、あくまでも父親が決めた婚約者であり、私自身のことを好きではないのだと思い詰める紫乃。
橘との会話で、いかに彼が紫乃を好きなのかを思い知らされる優衣。
それぞれの視点でストーリーが描かれています。
そして、2人ともどこか憎めません。
紫乃のお嬢様的な様子からは、橘への思い、優衣への嫉妬（？）、漫画と自分を重ね合わせるかわいらしさが想像できませんが、そのギャップがとてもかわいいです。
「これぞ王道ヒロイン」的な優衣ですが、実は結構計算高く、自分がヒロインになって漫画のとおり彼のハートを射止めようと考えます。
こう書いたら、嫌な奴なのかな？と思われますが、優衣は優衣なりに橘のことを真剣に好きで
案外性格がよい女の子です。
肝心の橘の気持ちはなかなか見えてきませんが、実は紫乃のことをものすごく好きなのです。
でもこのことを紫乃は気づいていません。
何で素直にならないんだよーと思いながら、橘のことを見ている私です。
「君は面倒な婚約者」は小説のコミカライズだった
「きみは面倒な婚約者」は、兎山もなか先生が執筆された小説のコミカライズ版です。
漫画を描かれたのは、椎野翠先生。
小説版のイラストも担当されています。
漫画を読破したら、小説版も読もうと思いました。
きっと、漫画と同じように、もしかしたらそれ以上に登場人物に対してハラハラできるかも
と感じたからです。
私は中高生の頃、よくティーンズラブ小説を読んでいたので、きっと楽しめると思います。
「君は面倒な婚約者」5巻の発売日はいつ？
「きみは面倒な婚約者」は、昨年10月4日に最終第4巻が発売されています。
しかし、続編が配信されたことから第5巻の発売も予想されています。
第1巻から4巻までは、発売間隔が6ヶ月から最大8ヶ月程度だったとの情報があるので
第5巻発売は、今年4月から6月までではないかと勝手に予想しています。
（今年5月と予想しているサイトもありました）
第5巻が発売されるまでに、1巻から4巻まで揃えて読もうかなと考え中です。
コメント