「しあわせは食べて寝て待て」は薬膳のお話?あらすじと感想ご紹介

私がほぼ毎月買っているマンガ雑誌「月刊フォアミセス」
そこで現在連載されている水凪トリ先生の作品「しあわせは食べて寝て待て」が、宝島社の「このマンガがすごい! 2022オンナ編」第8位にランクインしました。

いつも読んでいるマンガがランクインしていたので、びっくりしたのと同時に嬉しくなりました。そこで今回は、この「しあわせは食べて寝て待て」について書いてみます。

「しあわせは食べて寝て待て」あらすじ

登場人物

麦巻さとこ(むぎまきさとこ)

この物語の主人公。38歳独身女性。数年前に免疫系の持病が見つかり、今も治療中。
以前勤めていた会社を辞めて、今はデザイン事務所で週4回パートをしている。

美山鈴(みやますず)

さとこが新しく引っ越してきた団地の大家さん。とても面倒見が良く、元気なおばあちゃん。実は92歳。90歳近くなってから、長年の夢を叶えたと語る。

美山司(みやまつかさ)

大家さんの息子。美山家の料理番。食事中にもウンチクを語るので、母親からは嫌がられている。さとこにも親切だが、過去の出来事がきっかけで臆病になっている節がある。

あらすじ

主人公の麦巻さとこは、マンションの更新時期が近付いたことを機に引っ越しを決意。
築45年家賃5万円の団地に移りました。

そこで出会ったのは大家さんである美山親子。
美山家の食事担当は息子の司です。
司は薬膳に詳しく、親子でご飯を食べているときは、いつもウンチクを語ります。

薬膳のウンチクを色々聞いたさとこは、司に薬膳を教わろうとしたのですが、まさかの拒否。
しかしそこには司の辛い思い出があったのです。

それを知ったさとこは、自ら薬膳を学び始めました。
大家さん一家や周囲の人との交流、そして薬膳。これらをきっかけにさとこの心身は少しずつ癒されていくのです。


「しあわせは食べて寝て待て」感想

フォアミセス本誌で「しあわせは食べて寝て待て」を読んだときの第一印象は、「ほんわかした絵だなあ」でした。

しかし第1話から改めて読んでみると、主人公さとこが心身の波が丁寧に書かれていて、何だか私と似ているなあと共感を持ちながら読み進んでいました。

私もさとこと同じように持病があり、いつも100%元気ではいられず、ちょっとしたことで心身ともに不調になってしまうからです。

そしてそんな彼女を支える大きな存在が「食」です。

この作品には、食で体を整えることの大切さや、家庭にある食材でできる健康によいメニューがたくさん載っています。

食生活を見直したい人、心を元気にしたい人におすすめの作品です。

「しあわせは食べて寝て待て」には薬膳料理がいっぱい。レシピ的コラムも

このマンガの中には、さとこや司が作る料理もたくさん出てきます。
そのほとんどが薬膳料理です。

そして最後には、タレントで国際中医師の資格を持つ麻木久仁子さんの薬膳コラムが掲載されています。

フォアミセス12月号のコラムには、このように書かれていました。

きのこ類は「補気益胃」といって、消化機能が弱まって食欲不振になっているときなど良いとされています。食物繊維も豊富。免疫機能の強化や動脈硬化を予防する力も期待されます。そのまま料理するより、干したものの方が効果もあがり味も良くなります。きのこを買ったら、ザルに載せて天日に1日くらい干すと良いでしょう。

普段何気なく食べている食材にも色々な役割があるんだなあと気づくことができます。

私は今年になって体重が激増しました。そのこともあり、食生活を改善しないといけないなあと強く感じています。体を整えるという意味で、薬膳にも興味が出てきました。

今度レシピ本も探してみようと思います。


しあわせは食べて寝て待て コミック2巻発売中です

「しあわせは食べて寝て待て」のコミックは、現在2巻まで発売されています。
第2巻は11月16日に発売されました。

ご迷惑をおかけしています!

私は電子書籍で1巻を読みましたが、2巻も読みたくなりました。
書店で2巻を見つけたら、買ってみようと思います

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