「11年後私たちは」の登場人物とあらすじ紹介。作者の意外な事実。

最近SNSを中心にネット上でよく漫画の広告を見かけます。そしてついついその漫画の無料版を試し読みしてしまいます。これは私だけでしょうか?

その上たいていの漫画は、続きが気になるところで無料版が終わります。そこで踏みとどまるか?それとも漫画サイトやアプリの会員登録をして続きを読むか?道は2つに分かれます。

今回は、思い切って続きを読んでみた漫画「11年後私たちは」について書いてみます。

11年後私たちは。主な登場人物紹介            

 

千鶴

この漫画の主人公。恋人の優とは11年間付き合っている。優のことを一途に思っていたが、優の浮気を知り自ら別れを告げる。仕事に打ち込むあまり、「可愛げがない」と言われてしまうことも。

千鶴の恋人。11年間付き合っていたが、年月が経つうちに気持ちが冷めてしまう。飲み会で出会った結衣と付き合うことに。しかし、日に日に結衣と千鶴を比較してしまい、千鶴との別れを後悔するようになる。

荻野課長

千鶴の会社の上司。仕事人間だが、千鶴が落ち込んでくれる時に支えてくれる優しい面もある。千鶴に友達になってほしいと申し出る。

結衣

優と飲み会で出会い、のちに付き合うこととなる大学生。かわいらしく聞き上手だが、甘えん坊でわがままな一面もある。複雑な家庭事情が??

千鶴の同僚。千鶴のことを「可愛げがない」と陰口をたたいたり、無視したりする。仕事でのトラブルを千鶴のせいにしたこともある。

藤原

千鶴の先輩社員。勘が鋭いが、やや言動がキツイ。千鶴に対してもたまに上司みたいなことを言ってくる。荻野課長に好意を持っている。

真奈

千鶴の友達。優と別れた千鶴の話を聞き、やさしく励ます

11年後私たちは。あらすじ

11年間の付き合いになる千鶴と優の2人。千鶴は優のことを真剣に思っていました。しかし優は、千鶴への気持ちが冷めかけていたのです。そして優は飲み会で知り合った女子大生の結衣とデートすることに。そのことを知った千鶴は自ら別れを切り出します。

千鶴は優と別れたあとも仕事に打ち込むのですが、同僚や先輩の心ない一言や仕事のトラブルで落ち込む毎日。そんな千鶴を支えてくれたのは、上司である荻野課長。それだけでなく、「俺と友達になってほしい」と友達申請までしてきたのです。戸惑いつつも課長からの友達申請を受け入れた千鶴。2人の距離が少しづつ縮まっていきます。個人的には、2人の距離が縮まっていく過程が好きです。

一方、結衣と付き合い始めた優ですが、気が付けば彼女の言動1つ1つを千鶴と比べてしまっていました。そのため2人は少しずつギクシャクしていき、優は千鶴との復縁を考え始めます。優と結婚する気満々の結衣でしたが、優の態度の変化に気づきます。その原因が元カノの千鶴の存在だと気づいた結衣は、千鶴に直接会おうとするのでした。

また、荻野課長に好意を持つ先輩社員の藤原が、千鶴に辛くあたるようになります。その上千鶴と荻野課長の関係性に嫉妬して心ないうわさまで流し始めるのです。

こんな感じでさまざまな人間模様が絡んだラブストーリが、「11年後私たちは」です。

11年後私たちは。ネタバレを含む感想

個人的には納得できる終わり方でよかったです。

荻野課長が最初から最後までぶれずに千鶴のことを思い、支えていたのが素敵だと思いました。11年間付き合った優と別れたことで、新しい恋を始めることに臆病になっていた千鶴にまっすぐに向き合ったその包容力に心打たれました。

だからこそ、最終回でこの2人の11年後がハッピーエンドになっていたのがとても嬉しかったです。「11年後私たちは」というタイトルがここでピッタリはまった感じです。

それと対照的に優と結衣の2人には正直イライラさせられっぱなしでした。特に優。11年付き合った千鶴に対して冷たすぎです。それで若い子に乗り換えちゃうって男としてどうよと思いました。結衣との関係がギクシャクしたら、優は千鶴に復縁せまってストーカーっぽくなるし。

結衣は結衣でいちいちかまってちゃんだし、千鶴に直接対決を挑むし。何なんだこの人たちは?と思いました。

でも結局この2人も発展的な別れを迎えたことにより、お互い前を向いて進むような感があったので、落としどころはよかったと思います。

最後まで腹が立ったのは南さんと藤原さんです。特に藤原さん、嫉妬する気持ちは分からなくもないけどやりすぎでしょ。でもそんな藤原さんにくぎを刺したのもやっぱり荻野課長でした。

もし荻野課長みたいな人が現実に存在したら相当モテるのではないでしょうか?

この漫画を読んでみてもう1つ感じたのは、「職場恋愛って大変だな」ということでした。

11年後私たちは。作者のイゼイさんは韓国の方だった。韓国漫画事情について

「11年後私たちは」の作者はイゼイさんという韓国の方です。

イゼイさんについては、こちらの記事でも紹介しています。
「11年後私たちは」作者のイゼイさん。実は韓国の漫画家さんです。

この漫画自体が韓国漫画を日本語に翻訳されたものだったのです。知らずに読んでいたので、びっくりしました。

でも改めて振り返ると、確かに韓国ドラマでこんな感じのストーリーがありそうですよね。いかにも分かりやすくヒロインに嫌がらせする人の存在や、ヒロインがハッピーエンドをむかえるまでに様々な困難が待ち受けているところとか。

韓国ドラマ「愛の不時着」が昨年日本でも流行しましたし、私の友人にも韓国ドラマ好きな方が何人かいます。その友人にこの漫画をすすめたら、漫画スキの私以上にはまるかもしれませんね。

ちなみに韓国では、紙媒体よりも、WEB媒体で読まれることの方が多く、ウェブトゥーンという言葉もあるそうです。

イゼイさんはこの作品の後、LINEマンガにて「パリと私たち」という作品も連載されました。
こちらも恋人との別れを経験した女性が主人公のお話です。

「パリと私たち」作者はイゼイ。あらすじと結末、無料で読む方法紹介

まとめ

広告が気になったことから、久しぶりにラブストーリーの漫画を読んでみました。

ラブストーリー漫画には悲恋ものもありますが、私はやっぱりハッピーエンドが好きです。今度また別のラブストーリー漫画を読んでみようかなと思いました。

またこの漫画を通じて、韓国の漫画事情を知ることもできました。

まんまと広告につられた感もありますが、楽しく読めたのでよしとします。

 

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