oba先生って?お年寄りとの関わり編あらすじ&ネタバレ。最終回は?

「oba先生」は、2013年から2019年まで月間フォアミセスに掲載されていた作品です。作者は祐木純先生。

サブタイトルに「昭和の学校はこうだった」とあるように、昔こんな先生いたなあという感じの先生が主人公です。

生徒思いで熱血漢、それゆえ生徒にも保護者にもガツンと一喝してしまうオバ先生。でもそこには深い愛情が込められています。

学校の先生、小学生の子どもがいるお母さんやお父さん、そしてスカッとジャパン系のお話が好きな方におススメの漫画です。

今回は、この漫画で私が個人的に好きなお話「Epispde5」を紹介します。お年寄りの関わりと、ある女子児童にまつわるお話です。

「oba先生」ってどんなお話?お年寄りとの関わり編 あらすじ紹介

主な登場人物

小葉真理子(おばまりこ)

この漫画の主人公。「伝説の臨時教師」と呼ばれる小学校教師。通称「オバ先生」一見優しく穏やかだが、昔はスケバンでならしたため、生徒に売られたケンカはすぐに買ってしまい、保護者にもガツンと一喝してしまう。そのために、問題になることもしばしば。しかし、とても生徒や保護者思いの熱血教師である。

小葉光一郎(おばこういちろう)

オバ先生の夫。もともとはオバ先生の小学校時代の担任。卒業して数年後に再会したことがきっかけで、オバ先生は教師を目指すこととになった。数年前にクモ膜下出血で倒れたが、回復している。
オバ先生の一番の理解者。

若月沙織(わかつきさおり)

OBA先生、Epispde5に出てくる小学生。かわいらしくて優しい性格なため、男子児童からも人気。お年寄りが大好きだが…

Epispde5 「お年寄りとの関わり編」 あらすじ

 

伝説の臨時教師オバ先生が今回担任するのは、とある小学校の5年2組。5年1組とともに行う、老人ホームとの交流会に向けて、準備中。

ガキ大将の3人組「松竹梅トリオ」は、やる気がなさそうだけど、マドンナ的存在の沙織に「お年寄りに優しくできないなんて」と言われて、しぶしぶながら歌の練習に参加する。

お年寄りが大好きという沙織は、貼り絵作りもはりきって行っていた。でもオバ先生は知っている。お年寄りと触れ合うのは楽しいことばかりではないことを…。

そして老人ホームとの交流会当日。沙織の元気がない。しかも、「お年寄りなんか大っキライ」とまで言い出す。

実は、つい最近沙織の家に、田舎に住んでいた祖母が同居し始めた。祖父が亡くなったためだった。祖母は沙織や沙織の母のことを泥棒扱いしたり、来客にお茶を入れることができなくなったりしており、認知症の疑いがあった。しかし、沙織の父はそれを否定する。

オバ先生は、かつて自分も認知症だった義母の介護をしていたため、沙織にどのような言葉をかけてよいのか迷った。そしてある宿題を出すが、沙織はそれに反発し、しばらく学校に来なくなる。

心配になったオバ先生が沙織の家に行ったとき、祖母は「嫁と孫が食事に毒を入れた」と騒いでいた。その姿を見た沙織の父は、沙織や自分の妻を責める。母さんにもっと優しくしてやれよと冷たい父。それを見たオバ先生

自分の親の現実を認めたくない気持ちはわかります。…でもあなたが背を向けてどうするの!?
父親なら 泥だらけになっても 家族に向き合い支え守っていく姿を娘に見せなさいよ!

と一喝してしまう。教育委員会に訴えられ、校長先生からも厳重注意を受けてしまった。


「教育委員会に訴えてやる!!」これは、今の世の中ならではのパワーワードかなあと思ってしまいました。この漫画でも、たまに出てきます。

ときには子どもたち自身が、「教育委員会に知られたらまずいんじゃないのー?」という場面も。これには複雑な気持ちになりました。

訴えられてしまったオバ先生、そして沙織ちゃんはどうなったでしょうか?ネタバレに続きます。

「oba先生」お年寄りとの関わり編ネタバレ

オバ先生の任期最終日は授業参観日。風邪のためしばらく休んでいた沙織も登校してきた。

この日の授業では、「お年寄りと話して分かった大発見」を発表。おだやかな雰囲気に包まれる教室で、沙織は涙を流していた。

数日後、沙織から手紙が届いた。そこには、祖母のことが書かれていた。沙織が風邪で寝込んでいたとき、祖母がかぼちゃのスープを作ってくれたのだ。昔と同じ味。

夫もいつもおいしいと言ってくれたのに、夫はどこに行ってしまったのだろうと祖母は涙を流したのだった。その涙を見て、家族みんなが祖母の寂しさを知った。そしてそれをきっかけに、家族みんなで祖母と向き合うことになった、と手紙の最後に書かれていた。

その手紙を読んで、うれし涙を流すオバ先生だった。

「oba先生」最終回はどうなるの?

オバ先生と夫の光一郎さんには子供がいません。
そんな2人がある事件をきっかけに、教え子の陽(はる)くんを引き取ることになりました。

月日は流れ、陽くんは高校生。陸上に打ち込んでいたものの、交通事故で断念。夢を失った陽くんですが、オバ先生夫妻をはじめとする周囲の人の支えで新たな夢を見つけました。それは教師になること

オレ オバ先生みたいな教師をめざそうと思う

この言葉に感動し、「陽くんを引き取ってよかった、成長を見守れたことは大きな宝物だ」と感動するオバ先生。

でも、オバ先生の歩みは止まりません。これからも臨時教師として頑張り続けるのでした。

「oba先生」まとめ

  • オバ先生こと小葉真理子は小学校の臨時教師
  • 現任校で、祖母とのかかわりに悩む若月沙織と出会う
  • 自分の母親の認知症を認めたくない沙織の父に一喝し、問題になる
  • 祖母のある行動がきっかけで、沙織たちは祖母の認知症に向き合うこととなった
  • 子どもがいないオバ先生夫婦。教え子の陽(はる)を引き取って育てる
  • 陸上選手生命を奪われた陽の新たな夢は、教師になること
  • オバ先生の臨時教師としての活躍は今後も続く

今となってはかなり珍しいタイプかもしれないオバ先生。もし現実にいたら、問題だらけかもしれません。でも個人的には、こんな先生いてほしいなあと思います。

祐木純先生は、現在フォアミセスで「アラ古希弁護士 怜香」を連載中です。
アラ古希弁護士 怜華はどんなお話?登場人物、あらすじ、感想ご紹介
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