「隠密お局~あなたのホンネ見えてます」 ネタバレ。めちゃめちゃスッキリで超おススメ

グッジョブ、私以外みんなバカ、社内探偵など数々の人気作品を生み出している、漫画家のかたおかみさお先生。

皆さんもよくご存じの先生だと思います。

そしてこのたび、かたおかみさお先生の新連載が始まりました。

かたおかみさお先生の新連載漫画を紹介

かたおかみさお先生の新連載。

タイトルは、「隠密お局~あなたのホンネ見えてます」

私は以前、めちゃコミックで「わたし以外みんなバカ」を読んでいました。

その関係で、かたおかみさお先生の新作が配信になりましたよとお知らせが来たのです。
何気なく読んでみたところ、すごく面白かったので、さっそくこちらで紹介します。

個人的には、「グッジョブ」に似たテイストの作品かなと思っています。


かたおかみさお先生新連載。「隠密お局」ネタバレ

主人公の名前は結城こなす。
サニタリー等衛生用品のメーカーの企画広報担当のOLだ。

「こなす」という名前は、何でも上手にこなせるようにと親がつけてくれたのだが
子供この頃はよく「茄子」、「小茄子」と呼ばれ、からかわれた。

今日は新商品の展示会。
客の注目は、商品よりもこなす(の名前)に集まっていた。
そんな中でもこなすは、一生懸命新商品のPRに励む。

展示会終了後。
会社に戻って報告書を作成すれば、こなすの仕事は終わる…はずだった。
しかし、同僚・大川の子どもが急に熱を出したため、こなすは大川の代わりに
搬出業務まで行うことになってしまった。

本来なら定時に帰れるはずだったのにという思いと、まあ仕方ないという思い。
こなすの心は複雑だった。

別の日。
こなすの会社の常務が雑誌に掲載された。
常務の通称は「カエデサマ」
社長夫人で美人の常務は、社長より目立つ、実質的には社長のような存在だ。
次回の企画コンペには、常務も審査に入るらしい。

そんな噂話をよそに、こなすは仕事に励んでいる。

そこに一通のメールが届いた。
明日行われる社内会議の資料だ。
しかし、その資料は先月の資料をコピペしただけで数字も間違っている。

こなすは資料を作成した後輩の伊藤を探すが見当たらない。
仕方なく、先輩の夏川に報告する。
しかし、夏川は伊藤に指導することなく、資料修正をこなすに頼んだだけだった。

こなすはなぜ私が?と思いつつ、資料修正を行った。
結局残業することになったこなす。

帰ろうとしたこなすに、総務の幸丘(さちおか)が声をかけた。
幸丘は、コピー機のメンテナンスをしていたのだ。
こなすに声をかけたのだが、気づかなかったらしい。

あなたも溜め込みすぎるといつか故障しますよ?

本音や本当のことを言うのも仕事です。

幸丘が、こなすにこう忠告してきた。

なぜ幸丘にそう言われなくてはいけないのだ?
本音を言って嫌な顔をされるのは私だ。

納得いかないこなすだが、結局何も言えずにいた。

また別の日。
こなすは、コンペに提出する企画書を作成していた。
常務・カエデサマの雑誌記事を読んでいてアイデアを思い付いたのだ。

しかしこなすは、この日は体調不良。
今日こそは定時で帰ろうと決めていた。
またもメールが届く。

なぜか、後輩の伊藤が作った報告書の修正依頼がこなすの所にやってきた。
夏川いわく、前にこなすが修正した書類の内容がよかったのと、夏川自身は
コンペの企画書が優先だからという理由だ。

伊藤に修正を頼むが、今日は定時で上がらないといけないのでと拒否された。

結局こなすは、またも残業になってしまった。
でもしんどくてたまらない。

再び、総務の幸丘が所用でやってきた。
こなすは、幸丘の目の前で立ちくらみをおこしてしまう。

2人でしばし休息をとる。
こなすは幸丘に、「本音なんて言えません」と本音を話す。

しかし幸丘は冷静だ。

本来会社という場では言うべきことを言うことが必要不可欠な業務です。
問題点を提示しない、人に指示できない、助けを求められない、では組織が
有効活用できません。

その言葉を聞き、こなすは幸丘に現状を告白し始める。
コンペに出そうとしている企画についても、幸丘は丁寧にきいてくれた。

コンペ当日。
夏川が企画を発表していた。
しかしそれは、こなすが考えていた企画と全く同じだった。
夏川が、こなすの企画をパクったのだ。
しかも、「俺らチームの企画だ」と悪びれもなく言う。
呆然とするこなす。

その時、常務が夏川に質問する。
プレゼン時のデータと資料のデータの数値にずれがあるのだがどういうことか?と。

言葉を失う夏川。

次に常務はこなすに、正しいデータを教えてほしいと声をかける。
その言葉を受け、こなすが自分の企画をプレゼンした。

プレゼン終了後、夏川はやはり悪びれることなく、こなすに声をかけてきた。
しかもデータ間違いのことをたしなめてきたのだ。

そこに常務が現れる。

他者から企画を奪うのなら、奪ったものだとわからないくらいにブラッシュアップしなさいね。

と夏川に言い放つ常務。

常務はこなすにも声をかける。

心も身体も自分で大事にしましょう。

その言葉を聞き、こなすはあることに気づいた。
そしてこなすは、言うべきことは言い、心も体も仕事も大事にしようと決心したのだった。


かたおかみさお先生新連載の感想

いやー、読んでいてめちゃめちゃスッキリしました。
読後感がとても良かったです。

私も言いたいことを言えなくて溜め込むたちなので、こなすの気持ちは分かります。
本音を言って、嫌な顔されるくらいなら自分で仕事をやってしまおう。
以前いた職場でも、同じことをしていました。

幸丘さんと常務・カエデサマが見ていてくれて、こなすの努力が報われたことが
本当によかったなと思ったし、スッキリしました。

ストーリーの最後でこなすが気づいたこと、私も同じことを考えました。
多分、読まれた方はきっと気づいたと思います。

でもここでは秘密です。

気になる方は、めちゃコミックで「隠密お局~あなたのホンネ見えてます」をチェックしてみてください。
スカッとジャパンのような、スッキリとしたエピソードが好きな方に超おすすめです。

次のストーリーでもこなすが主人公のままなのかな?
それとも別の誰かが主人公になるのかな?

そう考えると、次回がますます楽しみになる私です。

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