「作りたい女と食べたい女」主な登場人物とあらすじ感想シェアします

「作りたい女と食べたい女」は、KADOKAWAさんの無料マンガ「Comic Waker」にて連載中です。
作者は、ゆざきさかおみ先生。
「つくたべ」の愛称で親しまれています。

2021年1月8日に連載が始まってわずか1年ながら、人気漫画となりました。

実は私の夫もお気に入りだったというこの作品。
ご存知の方も多いと思いますが、こちらで改めてシェアさせていただきます。

「作りたい女と食べたい女」は、「このマンガがすごい」ランクイン作品

「作りたい女と食べたい女」は、このマンガがすごい2022年オンナ編第2位にランクインした作品です。

今の空気が詰まったシスターフッド×GL×食マンガ
このマンガがすごい2022!決定!今年のベスト10より引用

というキャッチフレーズで紹介されていました。

こちらの冊子を読んでいたら、

https://www.amazon.co.jp/%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%9F%E3%81%84%E5%A5%B3%E3%81%A8%E9%A3%9F%E3%81%B9%E3%81%9F%E3%81%84%E5%A5%B3-1-COMICS-%E3%82%86%E3%81%96%E3%81%8D-%E3%81%95%E3%81%8B%E3%81%8A%E3%81%BF/dp/4049136511

夫が「これ面白かったよ」と勧めてきたので、早速読んでみた次第です。

最初はキャッチフレーズの意味が分からなかったのですが、読み進めていくうちに
こんな世界観の漫画があるんだと思って一気にはまってしまいました。


「作りたい女と食べたい女」登場人物

この物語の主な登場人物は、とあるアパートに住んでいる2人の女性です。

作りたい女・野本さん

料理を作ることが大好きな女性。SNSで料理アカウントも作ってメニューをアップしている。
本当は、デカ盛り料理やゲームに出てくるレシピの再現、大量のたこ焼き作りといったことをやってみたいのだが、自分自身小食で一人暮らしなので、作りたくても作れない悩みだった。

食べたい女・春日さん

野本さんと同じアパートに隣の隣の部屋に住んでいる。
一人暮らしの女性。
食べることが大好きで、好き嫌いなくなんでも食べる。
食べっぷりも気持ちがいい。

作りたい女と食べたい女 あらすじ

野本さんは、料理を作るのが大好きな女性。SNSで料理をアップして楽しんでいるが、普段作っている料理と実際作りたい料理には若干のずれがある。

本当に作りたいのは、デカ盛り料理や作っても完食できないくらい量があるお菓子、ゲームに出てくるレシピの再現など。

しかし野本さん自身は少食で、おまけに1人暮らし。
作ってみたいものを作ったところで、ひとりでは食べきれない。
誰かが私の作ったものを食べてくれたらといつも思っていた。

ある日の仕事帰り、野本さんは同じアパートの女性とエレベーターで一緒になった。
彼女は大量のファーストフードを両手に持っていた。
思わず見入ってしまう野本さん。

つい目が合ったので、「パーティーですか?」と彼女に聞いたら、何と「ひとりで食べます」
という答えが返ってきた。

その答えを聞いて、彼女が気になりだした野本さん。お近づきになったら、私の料理も食べてくれるかもしれないと思い始める。

別の日。野本さんが会社でお弁当を食べていると、男性社員が話しかけてきた。
料理が好きな人っていいお母さんになれるよ、自分も彼女には弁当作ってほしいなという
彼の発現にモヤモヤしてしまう。
あくまで自分が好きでやっていることなのに、全部男のためだと思われるのは辛い。

沈んだ気分のまま買い物をし、夕食を作ったら大量の牛肉湯と牛腩飯が出来上がってしまった。
自分が食べきれない量作ってどうすると焦る野本さん。
そこで思い出したのが、先日であった彼女。

気が付いたら、彼女を夕ご飯に誘っていた。
突然の申し出にも関わらず、彼女は食べ始めた。しかも、無心に。
全身でおいしいと言っているように食べていた。

その姿を見て野本さんは、なぜ自分が料理好きになったのかを思い出す。

きっかけは1冊の絵本。
絵本に出てきた大きなカステラ。
絵本では、そのカステラに動物たちが集まってきたのだが、野本さんが作ったカステラには
動物たちは集まらなかった。

だからずっと、一緒にお鍋をからっぽにしてくれる人を探していたのだ。

それから2人は日々夕食をともにして、少しずつ距離も近づいていくことになる。


作りたい女と食べたい女 感想

野本さんが作る料理もおいしそうなんですが、一番の推しは春日さんがおいしそうに食べるシーンです。

とくにうんちくを語るわけでもなく、笑顔でもない。
ひたすら無言で真顔で食べる。
逆にそれが、野本さんの料理を全身で味わっていることを表現しています。

そして、野本さんが本当に料理を楽しんでいる姿もかわいらしくてだいすきになりました。

でも、「女性ならではのモヤモヤ」も書かれています。
自分が好きで作っているだけなのに、いいお母さんになるよと言われる野本さん。
女性客ということで、唐揚げ定食のご飯を少なめに盛られる春日さん。

自分が好きだから作る。
自分が好きだから食べる。

そういうことが他の人に伝わらないもどかしさ、これもこの2人だから共有できている
と感じました。

ちょっとネタバレすると、その後2人は友情以上の関係(いわゆる百合展開)になっていくようです。
私はまだ第1巻しか読んでないので、そこまでたどり着いていません。
なので、現在発売中の第2巻も読んでみようと思います。
(昨年12月15日に発売されました)

「作りたい女と食べたい女」を見て、餃子が食べたくなってきた

「作りたい女と食べたい女」の中で、私が一番好きなのは「餃子パーティー」のお話です。

皮も餡も大量に手作りできることが楽しくてたまらない野本さん。
しかも野本さん、この日のために新しいホットプレートを買いました。

春日さんの餃子に関する過去のモヤモヤ話を晴らすかのように、たくさん作って
たくさん焼いていきました。

ホットプレート一面に焼かれた餃子は本当においしそう。
そして餃子をひとくちで食べてしまう春日さん。
その食べっぷりは、やはり「すごい」の一言に尽きます。

そしてお互いが「本当においしそうに食べるな」と相手のことを見ていたことに
胸がきゅんとしました。

おいしそうな餃子、2人の気持ちのシンクロ、春日さんの笑顔。
この3つが揃っていたので、この話が一番好きなのかもしれません。

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