「ブレッチェン 相対的貧困の中で」あらすじ紹介。最終回はどうなる?

今回紹介するのは、「ブレッチェン 相対的貧困の中で」です。
恥ずかしながら、「ブレッチェン」も「相対的貧困」も、この漫画を読んで初めてきちんと意味を理解しました。

第1話の表紙で描かれていた主人公の表情が印象的で手に取った漫画ですが、かなり考えさせられるストーリーになっています。

「ブレッチェン 相対的貧困の中で」はどんなお話?

この物語は、主人公の市原楓花(いちはらふうか)が母を病気で亡くしたところから始まります。このとき楓花はまだ18歳。

生活保護を受けていた楓花と母でしたが、母が亡くなったため生活保護も打ち切られてしまいます。

そんな楓花が働くことになったのは、パン屋さんでした。

ちなみにブレッチェンとは、もともとドイツで作られているパンのことです。
主に朝食用と聞きました。

食パンみたいなものかな?と思っていたのですが、もっと硬いパンのようですね。

そして相対的貧困とは、その国の生活水準と比較して、生活が苦しい状態のことを言います。

この漫画は、パンの名前と相対的貧困という言葉が合わさったタイトルなんですね。


「ブレッチェン」は、くりきあきこ先生の作品です

「ブレッチェン 相対的貧困の中で」の作者は、くりきあきこ先生です。

Twitterはこちら。

絵のテイストは、かわいらしいというか柔らかい感じなのですが、この話のテーマはとても重いです。

他にも、「おそうじします!」「21歳の水平線」といった作品を描かれています。

「ブレッチェン」のあらすじ

主人公、市原楓花(いちはらふうか)は、生活保護を受けながら母と2人で暮らしていました。

しかし母が病気で亡くなり、楓花は18歳でひとりぼっちになってしまいます。

生活保護を受けていたので、担当のケースワーカーがいたのですが、母が亡くなったことでつながりは切れてしまいます。

生活保護費は病気で働けないお母さんに払われていたものなの
あなたは健康な体の18歳だから
ちゃんと働いて自立する必要があるわ

追い打ちをかけるように、アパートの大家さんから家賃の支払いと、保証人を立てることを迫られます。それは楓花が1人暮らしになってしまったからでした。

大家さん、その話持ち出すの早くない?と思いました。母親を亡くしたばかりの18歳に、その2つは無理難題すぎるよ。しかもこの大家さん、この後とんでもない行動に出るし(ここでは秘密)

コンビニでバイトをしていた楓花でしたが、それも辞めてしまったので働くあてがありません。ハローワークで相談して、いくつか面接を受けましたが、高卒で資格がない、そして何より保証人がいない楓花を受け入れてくれる職場はありません。

困った楓花がケースワーカーに保証人をお願いしますが、断られてしまいます。

ケースワーカーさんの言っていることは正しい。正しいんだけど、この漫画に出てくるケースワーカーさんはちょっと冷たいなと感じてしまいました。確かに生活保護受給者が亡くなったあとは担当外になるから、保証人にはなれないけど、なんだかモヤモヤしました。みんなこんな風にいきなり突き放すものなの???

どうしたらよいのか悩み涙する楓花。そんな楓花は1人の女性と出会います。

その人はパン屋の店長でした。その店のパンを食べた楓花はそのおいしさに感動し、そのパン屋で働きたいと申し出るのです。

働く場所が決まったのもつかの間、その後も数々の試練が楓花に降りかかるのでした。

店長さんがいい人そうでちょっとホッとしました。そして働く場所が決まった。これで良かったとはならないのが、この漫画のつらいところです。



「ブレッチェン」最終回はどうなるの?

「ブレッチェン 相対的貧困の中で」は、現在も連載中です。

私はLINEマンガでこのお話を読んでいますが、最終回にたどり着くまでには
まだ時間がかかる感じがします。

楓花が自立して相対的貧困から抜け出せるといいなと思います。
でもそれまでの道のりは長そうです。

気になる作品なので、今後とも読み進めていきますね。

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