孤独のグルメの名言・原作漫画編。個人的に好きな名言を紹介します。

大人気漫画の「孤独のグルメ」2012年からはテレビ東京系でドラマ化され、今年7月からはシーズン9が始まります。

「孤独のグルメ」の主人公は、個人で輸入雑貨の貿易を行っている井之頭五郎。年齢不詳の独身男性。そんな五郎が、行く先々で立ち寄ったお店でひたすら食事をする。それだけのお話なんですが、五郎のセリフにはさまざまな名言があります。

そこで今回は孤独のグルメの原作漫画の中から、個人的にお気に入りの名言を紹介してみます。あくまでも私の好みですので、ご了承ください。

孤独のグルメの名言を紹介。原作漫画編。

第1話 東京都台東区山谷のぶた肉いためライス

記念すべき第1話です。

とにかく腹が減っていた

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

第1声がこれです。仕事を終えて歩く五郎。道に迷った上、雨まで降りだします。とにかく食べるところを探して走り回り、ようやく見つけたお店に入ります。

そして注文したものが全て出そろい、それを目にした五郎のセリフがこちらです。

うーん…ぶた肉ととん汁でぶたがダブってしまった なるほど…この店はとん汁とライスで十分なんだな

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

豚肉いためととん汁、あとライスとなすのおしんこを頼んだ五郎。豚肉いためが予想に反して豚肉たっぷりだったのです。しかもそこに載っているのは豚バラ肉。添えられたキャベツは少なめ。

きっと私は全部食べられないと思います。絶対途中で胃もたれするでしょう。

このおしんこは正解だった 漬かりぐあいもちょうどいい ぶたづくしの中ですっごく爽やかな味わいだ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

豚肉だらけのメニューの中でのおしんこ。箸休めにも胃を休めるにもピッタリですね。

おしんこはなすときゅうりと白菜などあるようですが、個人的にはきゅうりが好きです。できればぬか漬けか浅漬けで食べたいですね。

第4話 東京都北区赤羽の鰻丼

腰にきた……というより腹にきた

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

このセリフ、ジワリと笑わせてくれます。エレベーターがないビルの3階まで1人で商品を納めにいった五郎。重労働なので腰にくるかと思ったら、腹にきてる。さすが五郎という感じですね。そして、

腹の中がキレイにすっからかんだ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

そこまでかい!!と思わず突っ込んでしまいました。

そして朝9時半からやっている食堂(というか飲み屋)に入ります

お客さんの殆どがお酒を飲んでいました。店内も活気があります。そんな中五郎が頼んだのは、生ゆば刺し・うな丼・いくらどぶ漬け・岩のり。注文が出そろった時に五郎は思ったのです

ちょっと焦ったな…バランスがメチャクチャだ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

バランスもそうだけど、量が多すぎでしょとツッコミを入れてしまいました。おいしく食べる五郎ですが、さすがに量が多かったらしく、岩のりを残してこの店を後にしました。

第6話 東京発新幹線ひかり55号のシュウマイ

うん…うまい確かにうまい しかし…これはどこまでいってもシューマイだな

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

大阪行きの新幹線の車内。ジェットというあたためて食べるタイプのシューマイを食べてのセリフ

その後お茶を飲みたくて買いに行こうとしても隣の客が寝ていて買いに行けません。そこで煙草を吸おうとしたら、後ろの座席に小さな子供がいたので、やんわり注意されました。(※この漫画が連載されていた1995年前後は、新幹線は喫煙可能でした)

その時のセリフがこちらです。

ジェットのせいで歯車がズレたか…

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

こういう時ってありますよね。1つつまづいたら、他も色々つまづくこと。五郎の場合、友人のすすめどおりシュウマイ弁当を買っていたら、ことはスムーズに運んでいたのかもしれませんね。

そして、シュウマイのにおいが充満する新幹線車内。いいのか悪いのかという感じです。おいしそうだなと思う人、くさいなと思う人きっとそれぞれでしょうね。

私だったら、きっとおいしそうだと思って欲しくなるけど、もう既に駅弁を食べていて「あんなのがあったんだ。買えばよかったな」と後悔すると思います。

第9話 神奈川県藤沢市江ノ島の江の島丼

当時の味は全然覚えてないけどとりあえず美味しいぞ軽くてあたたかい

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

仕事で江の島を訪れた五郎。江ノ島は数年ぶり。まんじゅう屋さんがあったことを思い出し、そこでまんじゅうをたべます。当時の味は覚えていないというのが、何とも言えませんが、おいしくてよかったねと思いました。

しまった…そうか じゃあさざえの壺焼きでさざえがかぶってしまった

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

別のお店で五郎は江ノ島丼とさざえの壺焼きを頼みます。

そしてまたしても、食材かぶります。今度はさざえ。行く先々で色々な料理を注文するからどうしてもかぶる確率が高いのでしょうね。

第15話 東京都内某所の深夜のコンビニ・フーズ

腹もペコちゃんだし夜食でも食って一息つくか

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

午前2時。仕事中の五郎は、一息つくためコンビニに向かいます。個人的には、この時間までスーツで仕事している五郎にまず驚きでした。自宅兼事務所と思われる場所。仕事中は必ずスーツという五郎の流儀でもあるのでしょうか?

そしてコンビニにきた五郎は、ちょっとしたおかずをたくさん買い込みます。もちろん、白いご飯も忘れません。そしてデザートまで買ってしまい、とどめはおでん!!。

うわあなんだか凄いことになっちゃったぞ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

確かにすごいことになっている五郎の机。たとえて言うなら、バイキング料理でほしいものを片っ端から取っていったら、お皿の上が収拾つかない状態。それでも五郎は黙々と食べます

ム…おでんとうずらと卵焼き……卵が重なったな

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

豚肉、さざえに続いて、ここでも重なりました。このかぶりっぷりが五郎らしいですね

第16話 東京都豊島区池袋のデパート屋上のさぬきうどん

そうか…都会のぐしゃぐしゃから逃げたければ ここに来ればいいんだな ここでは青空がおかずだ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

デパートの屋上でさぬきうどんを食べる五郎。個人的にはうどんを食べている時のセリフより、このセリフが好きだったのであげてみました。今ではこのような風景も見られないですね。ちょっと残念な気もします。

第17話 東京都千代田区秋葉原のカツサンド

携帯電話を買うために秋葉原にやってきた五郎。スマホじゃなくて携帯電話。しかもサイズが若干大きいことに時代を感じてしまいます。

そして、電気店ばかりの秋葉原の中での五郎のセリフ

この街には“食欲”というものが欠亡している気がする

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

秋葉原に行ったことがないので、実際のところは分からないのですが、五郎のセリフはすごく的確な表現だなと思いました。

結局五郎は、以前食べたことがあるカツサンドを買って食べます。おいしいカツサンドを食べた五郎が一言

こういうの好きだなシンプルでソースの味って男のコだよな

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

私は「男のコ」ではありませんが、見ていて食べたくなったカツサンドです。

第18話 東京都渋谷区渋谷百軒店の大盛り焼きそばと餃子

スーツケース片手に渋谷の街を歩く五郎。そこで餃子専門のお店に入ります。餃子ライスか定食を食べたかったのですが、ここはライスをやっていないお店だったのです。結局餃子と焼きそば(大盛り)を頼みました。2品ともおいしく食べるのですが、やはり何かが違うのです。そう、白いご飯がないから。

ああ…白い飯 ここに白い飯とお新香のひとつでもあれば… 俺ってつくづく酒の飲めない日本人だな…

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

五郎はお酒が飲めない、いわゆる下戸なんですね。私もそうなのでちょっと親近感を覚えました。

もし私が餃子を食べるとしたら、やっぱりご飯も食べたくなりますね。少なくとも餃子と焼きそばは一緒に食べないでしょう。それにしてもライス単品を売ってない中華系のお店って珍しい気がします。

孤独のグルメの名言。肉スペシャル

孤独のグルメの名言では、焼き肉に関する名言が多いです。文庫本第1巻で五郎の一人焼肉ストーリーがあるので紹介します。

第8話 京浜工業地帯を経て川崎セメント通りの焼き肉

舞台は京浜工業地帯。さまざまな工場が立ち並んでいる。それを見て、巨人の内臓がむき出しになっているようだと思う五郎

俺はあらためて空腹だったことを思い出す

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

どんな状況下でも空腹感を思い出せる五郎はさすがです。そして、これから大仕事を控えている五郎は焼き肉屋へ入りました。

うん うまい肉だ いかにも肉って肉だ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

焼き肉を堪能する五郎。でも何か足りない。そう白いご飯

早くご飯こないかなあ 焼き肉といったら白い飯だろうが

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

ご飯じゃなくて飯になってる。ここで五郎が白いご飯をどれだけ求めているかが分かるような気がするのは私だけでしょうか?そして白いご飯がきたところで、五郎の箸はどんどん進みます。

まるで俺の体は製鉄所 胃がその溶鉱炉のようだ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

工業地帯にある焼き肉屋さんで食べている五郎ならではのセリフ。そんな状況でも五郎は肉をオーダーする。そのチャプチェという料理をオーダー。五郎いわく何だか昨日温めなおしたスキヤキのようで、ボリュームがあり、味も濃い。なのでまたまた白いご飯をお代わり。

そしてとどめの名セリフ

うおォン 俺はまるで人間火力発電所だ

扶桑社文庫 文庫版孤独のグルメより引用

汗まみれの顔で食べる五郎。きっとワイシャツも濡れてるんじゃないかと勝手に想像してしまいます。そして、「いつも以上に食べすぎじゃないか?」とついツッコミを入れてしまいます。この回以外でもとにかく食べまくる五郎。それでいてメタボ体型ではないのが改めて凄いと思いました。

そしてもう1つ気がかりなことが。よく考えたら、五郎はこれから仕事です。

スーツ姿で相当量の肉を食べたのだから、そのスーツは相当焼き肉のにおいがついているのではないでしょうか?その状況でそのまま人に会ったの?大丈夫?と余計な心配をしてしまいました。

まとめ

孤独のグルメの個人的名言を22個紹介してみました。あの名言がない?、あのセリフは?と思った方もいるかもしれませんね。ドラマでも登場するであろう名言は、また別の機会にここで書こうと思います。

私の周りでもファンが多い孤独のグルメ。今度のドラマではどんな名言が出てくるでしょうか?楽しみですね。

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