「11年後私たちは」第5話のあらすじ&感想。第6話のネタバレあり

「11年後私たちは」は、30代の独身OL一ノ瀬千鶴(いちのせちづる)が主人公の人気漫画です。

千鶴は恋人の堂島優(どうじまゆう)と11年間付き合っていましたが、優の浮気が発覚。そして千鶴は優に別れを告げました。

今回は、第5話のあらすじと感想、そして第6話の一部ネタバレを紹介します。

前回までのあらすじと感想はこちらです。
「11年後私たちは」第1話のあらすじ&感想。登場人物も紹介します。
「11年後私たちは」あらすじ&感想第2話分。新たな登場人物出現。
「11年後私たちは」第3話のあらすじと感想。第4話のネタバレあり
「11年後私たちは」第4話あらすじ&感想。第5話ネタバレ一部紹介

「11年後私たちは」あらすじ。第5話分

11年間付き合っていた恋人・優と別れてしまった千鶴。それでも時間は過ぎていく。仕事はうまくやってみせると思う千鶴。

仕事中に営業課の男性社員が千鶴に話しかけてきた。先に自分の仕事をやってほしいという依頼だった。企画課の仕事をやっているのでと千鶴が断るが、彼は「内緒で頼む」と食い下がる。

しかし千鶴は、「営業課と企画課で調整してから持ってきてほしい」と再び断った。

「分かりました」と言い、戻った彼だったが、その後休憩時に千鶴の悪口を言っていた。融通が利かないので困る。こちらも急ぎなのに、ダメとしか言わない。そしてとどめの一言。

「愛嬌もない 可愛げもない そんな女と付き合って何が楽しいのやら…」

それを聞いてしまった千鶴。その言葉が千鶴をひどく苦しめた。自席に戻り唇をかむ千鶴。そして、優からプレゼントをもらった時のことを思い返した。

以前優は、千鶴にハイヒールをプレゼントしてくれた。そのハイヒールを見て、「これ高かったでしょ。ごめんね」と謝る千鶴。そんな千鶴を見て、優はため息をついた。

「こういう時は素直に喜んでくれれば良いんだよ まったく…可愛げないなあ」

「私に可愛げがなかったから優も冷めたのかな?」と思う千鶴だった。

いやなことがあった日はお酒を飲まないとやっていられない。誰か友達を誘うつもりだったが、連絡できる人は誰もいなかった。その事実に千鶴はショックを受ける。私は今まで何をやっていたんだろう。私の11年間は優だけだったと改めて痛感する千鶴だった。

千鶴は結局、コンビニのテーブルで1人酒を飲むことに。さわやかな笑顔の男性のポスターに話しかけていたら、誰かが「一緒にどうだ?」と話しかけてきた。

その人物は、千鶴の上司・荻野課長だった。最近近所に引っ越してきたと話す。千鶴の向かいに座る課長。気まずさから帰ろうとした千鶴だったが、「誰かと一緒に飲みたさそうだったのに。オレじゃ力不足か?」と言われ、結局一緒に飲むことになった。

仕事のことを課長にきかれる千鶴。今日のトラブルも課長は知っていた。その上で、「一之瀬はよくやってくれている。いつもありがとう」と千鶴をねぎらった。その言葉を聞いて千鶴は涙をこぼした。今まで我慢していたものが一気にあふれてきた。

「私は…何一つ上手くやれていません」

「11年後私たちは」感想。第5話分

私も経験がありますが、うまくいかない時は色々重なりますね。今の千鶴は恋愛と仕事の両方がうまくいかない状態。これも辛いですね。

今回は、荻野課長以外の男性陣に激しくイラっときました。

まず営業課の男性(名前が出てこなかった)

百歩譲って、仕事を断られて気分を害したというのは分かります。でもそれと愛嬌&かわいげって関係ある???しかも、そんな女と付き合って…とか、もう完全にどうでもいい話になってる。社内で話す愚痴なら、仕事のことだけにしてほしい。というか、その発言セクハラだから!!

すみません、怒りのあまり言葉が悪くなりました。

そして優(回想シーンで登場)の発言にも腹が立ちます。こちらも百歩譲って、「ありがとう」って言ってもらえなかったのが不本意だったのは分かるとして、恋人に「可愛げない」ってストレートに言う?千鶴だって喜んでいただろうに、つい遠慮が出てしまったって理解できなかったの?それこそ長い付き合いだったのに。

私はこの物語のあらすじと感想を第1話から書いていますが、優の言動で共感できたシーンは第1話の冒頭だけです。それ以外はもうイライラし通しです。まさか回想シーンでもイライラするとは、自分でも予想外でした。

そんな中での荻野課長は救いの存在でしたね。何気ない一言が千鶴の心を溶かしてくれました。今まで泣かなかった、というより泣けなかった千鶴がようやく泣けたなと思いました。

千鶴の立場で考えたら上司の前で泣くというのは不本意だったかもしれません。でも読者である私は、ちょっとだけホッとしました。

「11年後私たちは」第6話の一部をネタバレ

課長の目の前で泣いてしまった千鶴。その翌日、会ったら気まずいと考えながら出勤する。

しかし出勤直後、会社のエレベーターで課長に会ってしまう。何事もなかったかのように仕事の話をする課長。自分1人だけが昨日の出来事を意識していたことをバカみたいだと思う千鶴だった。

自席についた途端、先輩女子社員の藤原さんに運動靴(スリッポン)で出勤したことを注意される千鶴。そんな彼女に最近いつもと違うと指摘される。

いつも通りにしている千鶴だが、何か感づかれているのかと考える。勘の鋭い人は苦手だと思う千鶴だった。

「11年後私たちは」第5話まとめ

  • 恋人の優と別れても、仕事はきっちりやってみせると頑張る千鶴
  • ある男性社員とちょっとしたトラブルが発生
  • その社員が千鶴の悪口を言っており、それは千鶴を苦しめた
  • 優にも以前言われた「可愛げがない」という言葉
  • お酒を飲まないとやっていられない千鶴だが、誘う相手が誰もいないことに愕然とする
  • 1人で飲んでいた千鶴の前に荻野課長が現れた
  • 荻野課長に仕事でのねぎらいの言葉をかけられた千鶴は、思わず泣いてしまう
  • 課長の言葉に、心の中で我慢していたものが一気にあふれ出たのだった

優と別れて傷つく千鶴ですが、仕事のトラブルがきっかけでその傷がより深くなってしまいました。それを救ってくれたのは、上司である荻野課長でした。

涙を流せたことで千鶴は一歩前に進めるのか?それともまだまだ迷い悩むことになるのか?

こうなったら、ひたすら千鶴を応援しようと思う私でした。

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