小悪魔教師サイコとは。ネタバレまとめ紹介。心春の過去と恩師マルイ先生の存在

小悪魔教師サイコは、三石メガネ先生原作・合田蛍冬先生作画による作品です

絵柄の可愛さとストーリーの恐ろしさのギャップが激しいことや、広告によく登場することなどから、一度は見たことがある人も多いのではないでしょうか?

本作の主人公は、高校教師の葛西心春(かさいこはる)23歳。荒れたクラスに赴任していた心春は、生徒の幸せを願って頑張ると宣言しました。しかし彼女は、実はとんでもないサイコパスだったのです…。

この記事で小悪魔教師サイコのネタバレまとめや、心春の過去などを紹介していきます。

「小悪魔教師サイコ」ネタバレまとめ

私立睦月高校2年B組は、あまりの荒れように担任の若月先生が自殺未遂をしてしまうクラス。しかも生徒は、若谷先生のことを「バカ谷」と呼んでバカにしており、自殺未遂という事実すら笑い話にしていた。

そんなクラスにやってきた新任教師が葛西心春。23歳。

笑顔がかわいらしく美人な心春は、小学校のころの恩師の影響で教師を目指してきた。そのためとても熱意がある教師である。実際彼女は理想の教師像に思われた。

しかし、そんな心春に対してもB組の生徒は容赦ない。いきなり初体験の年齢を質問したり、バケツいっぱいの水をあびせかけたりといじりと見せかけてのいやがらせを繰り返す。

そこで全く動じないのが心春だった。洋服が透けてブラが丸見えになっても、何ら動揺せず連絡事項を伝えてホームルームを終了させる。

まったく動じない心春にいらだつのが、クラスのリーダー格・金澤彩羽(かなざわあやは)

そこで彩羽は、いじめられっこの冬川アザミ(ふゆかわあざみ)をトイレに呼び出し、
心春を階段から突き落とすように命令する。

本当はそんなことをしたくないアザミだが、彩羽やその取り巻きに弱みを握られている以上やるしかない。意を決して心春を突き落とそうとしたが、心春は落とした書類を拾ったため難を逃れる。そして逆にアザミが落ちそうになるが、それを救ったのも心春だった。

そこでアザミは、自分を助けてくれた心春に全てを白状する。彩羽と、同じくB組の佐々木陸(ささきりく)や秋月竜斗(あきづきりゅうと)により半裸動画を撮られて、拡散すると脅されていることやひどいいじめを受けていたことなど。

その話を聴いて、アザミを助けることにした心春。その夜彼女は「タクトくん」という人物の面会にいった。植物状態のタクトくん…。

次の日、アザミは彩羽たちに囲まれ、暴行を受け、再び動画を撮られそうになる。
そこに現れたのが心春。やはり心春はアザミを守った。

その夜、怒り心頭の彩羽の自宅に宅急便がやってくる。しかしそれは業者を装った心春だった。

次の日のB組。心春はクラス全員に彩羽が昨日亡くなったと伝えるのだった。

怖い、心春が怖い。だって心春は、笑いながら彩羽のことをひたすら殴り続けていたんです。しかもナイフで体のあちこち刺して…。このシーン、人によっては閲覧注意です。かなりグロテスクなので。ちなみに私も、読みながらかなりゾワッとしていました。背筋が寒くなりましたよ。

しかし、その後まもなく第2の犠牲者が出ることになる。さて、次の犠牲者はいったい誰か。


「小悪魔教師サイコ」は面白い?つまらない?やばい?

「小悪魔教師サイコは面白い?、つまらない?」と聞かれたら、私は「やばいし、怖い」と言うでしょう。

個人的な意見ですが、面白いとかつまらないという次元ではない作品だと思っています。

読んだ人の評価もそれぞれでした。

最初は天然でおっとりした感じで、生徒想いの先生なんですけど、色々と壊れた人間なんだってわかっていきます。

引用:ブックライブレビュー

何かの宣伝で出てきたこの漫画、気になってました。
想像以上に突き抜けてますね、、、
こ、、、小悪魔ってこういうことでしたっけ、、、?
勧善懲悪の内容がエグ過ぎてスッキリ通り越して恐怖ですが、おもしろいのは間違いないです。

犯罪者側の人間が正義(?)のために動いたらっていうのは今までなかったですね。
でも、勧善懲悪って裁く側の葛藤あってこそなんだなぁって改めて思いました。

淡々と罪以上の罰与えられるのこえええええええ

引用:Amazonレビュー

このようなサイコパスな人物のマンガを読むと人間性は見た目じゃわからないと思います。 怖いな〜と思いますがなぜか読んでします。

引用:コミックシーモアレビュー



「小悪魔教師サイコ」小春の過去と、恩師マルイ先生の存在

生徒である彩羽を殺した心春ですが、その残忍さは小学生のころから既に現れていました。

過去に心春は鳩を石で殴りつけて殺していたのです。その上、それを見ていたクラスメイトの「タクトくん」を、後日階段から突き落としてしまいました。

しかもそのときにも心春は笑っていました。

人間の首ってそんなふうにも曲がるんだあ

小悪魔教師サイコより引用

とつぶやきながら…。

しかもそれだけではありません。心春は、担任教師のマルイ先生のことも殺そうとしたのです。2人きりで園芸当番の仕事をしていたとき、心春は金属製のシャベルを持っていました。そして、これで人間の頭を殴ったらどうなるのだろうと考えたのです。

その衝動にかられた心春は、思いっきりマルイ先生の頭を殴るのです。

絶命しなかったマルイ先生。そしてマルイ先生は、心春がサイコパスであることを気づいていたのです。人を殴ったり動物を殺したりする彼女の狂気を理解した上で、その狂気を正義のために使うように諭したのです。

その過去の出来事がきっかけで、心春は教師を目指すようになったのでした。

やっぱり怖い、やっぱり怖い。心春も怖いけど、マルイ先生も何気に怖い。だって、頭から血を流しながら心春のことを諭しているんですよ。その描写とセリフのギャップがめちゃめちゃ怖いです。

それに、タクトくんというクラスメイトを突き落として植物状態にしておきながら、普通にお見舞いに行けるっていうのも怖い。しかも笑顔で話しかけている…。

 

子どものころから既にサイコパスだった葛西心春。そんな彼女はその残忍さを生徒の幸福のために使い、教師であり続けるのでした。

なお、「小悪魔教師サイコ」は、2023年4月5日10時まで、めちゃコミックで1話から7話までを無料で読めます。

この記事を読んで心春のことが気になった方は、一度読んでみてはいかがでしょうか。
閲覧注意の描写も多いですが、怖いと思いつつハマるかもしれませんよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました