最近SNS広告で、大蛇と人間の女性が出てくるマンガをよく見かけませんか?
それが今日取り上げる「大蛇に嫁いだ娘」です。
私も広告で見て気になっていましたが、大蛇がリアルすぎて怖くて読めなかったのです。
でも今日読んでみて、いい意味で期待を裏切られました。大蛇が怖くなかったんです。優しい心の持ち主だったのです。
「大蛇に嫁いだ娘」は、フシアシクモさんの作品
「大蛇に嫁いだ娘」
タイトルだけでも既に大きなインパクトを与えているこのマンガ。
作者さんのお名前も、ちょっとしたインパクトがあります。
「フシアシクモ」さん。
女性かな?男性かな?それもお名前だけでは分かりません。
絵の感じで言ったら女性っぽいですが、男性である可能性もゼロではないですね。
フシアシクモさんは、会員制Webサイトpixivで、この「大蛇に嫁いだ娘」を連載されています。異種間恋愛が得意とのこと。他にはどんな作品があるんでしょうか?ちょっと怖いけど、読んでみたい気もします。(実は興味津々)
「大蛇に嫁いだ娘」ネタバレあらすじ
「大蛇に嫁いだ娘」は、タイトルどおり、人間の娘が大蛇に嫁いだお話です。
「傷モノの娘だ。ちょうどよい」そう言われ、
山の主である大蛇のもとに供物として嫁いだ少女ミヨ。
喰われるのではないかと怯えるミヨだったが、
大蛇は夫婦になれたことを喜んでいる様子。
しかし、大蛇の愛情表現は人間のそれとは大きく異なり――引用元:ブックライブ
額に傷があるミヨは、キズモノ扱いされて供物として大蛇に嫁いだのでした。
上にも書かれていますが、大蛇は山の主です。
供物って、それ花嫁じゃないし。それに人間が供物になるってどういうこと?普通供物って食べ物系じゃない?
と、1ページ目から突っ込みどころ満載ですが、大蛇は意外にも(?)いい人(蛇?)そうな様子です。これにはちょっとびっくり。
大蛇はミヨが嫁いできてくれたことを喜んでおり、ミヨを抱きしめます。
って、これもはたから見たら、人間が蛇に絞め殺されそうになっている構図ですが^^;
そしてもっとショックなのが、大蛇の食事風景。大蛇は、きつねやたぬき、うさぎなどを食べます。さすがにミヨの目の前では食べませんが、食べる音は聴こえます。それを聴いたミヨは耐えきれずに飛び出してしまいます。
でも結局見つかってしまいました。自分も食べられると思ったミヨでしたが、大蛇はミヨを自分の背中に載せてくれました。
大蛇は大蛇なりの愛情表現を示しますが、なかなかうまくいかないようです。
まあ、そうですよね。抱きしめられたというより、強い力で巻き付けられたという感じですから、愛情表現とは思えないでしょう。きっと私も身の危険を覚えて逃げます。
「大蛇に嫁いだ娘」たぬきがいい味出してる
「大蛇に嫁いだ娘」には、大蛇以外にも動物が登場します。
食べたらおいしい的ないい味ではなく、キャラクターとしていい味出しているのが
たぬきの八兵衛(はちべえ)です。
山菜採りのために山に行ったときに、出会ったたぬきが八兵衛でした。
たぬきの八兵衛は偶然にも、ミヨと同じように額に傷があったのです。
親近感を持ったミヨが、「自分と同じだ」とつぶやくと
一緒にするな!
と一喝。なんと八兵衛は言葉をしゃべるたぬきだったのです。
八兵衛は山に80年住んでいる長寿のたぬき。だからしゃべるのは当たり前だとのこと。
へえ、そうなんだ。そういえば、たぬきの寿命って普通何年だろう?(と思っただけで調べない私)
八兵衛の登場に驚くミヨでしたが、久しぶりに大蛇以外の話し合いができたことが嬉しくて、後をくっついていきます。
でも八兵衛は相手にしません。しかも毒舌です。でも何だかんだでミヨの話し相手、そして友達になってくれました。
人間に例えたらツンデレ男子?そう思える八兵衛です。
「大蛇に嫁いだ娘」2人の子供っているの?
大蛇に嫁いだということは、ミヨと大蛇は夫婦です。
そこで思わず気になったのが、「子供ってできるのかな?」でした。
大蛇はミヨを求めてきますが、ミヨはどうしても受けいれられません。
確かにそうですよね。私も無理です。大蛇は優しい心の持ち主なんですが。
しかしこのマンガを読み進めていくと、今後2人は結ばれるようです。そしてどうやら妊娠?というエピソードも出てきました。
もし子供が生まれたら、人間なんでしょうか?それとも大蛇なんでしょうか?
それは今後、生まれてからのお楽しみですね。
「大蛇に嫁いだ娘」は、ブックライブ、レンタ、ピッコマなどのアプリでも読めます。
ちなみにピッコマでは、第8話まで無料で読めます。会員登録が必要ですが、一風変わった夫婦の物語が好きな方にはおすすめです。
コメント